横幅2400mm、高さ1800mmで家庭用としてのご使用からオフィスでの間仕切りとしてもご使用いただけます。単独の本棚(書棚)はその面としての剛性を保つために背面にブレースを入れたり、背面そのものを背板として固めたりこれまでも様々な試みがされてきました。しかし本が入っていない部分で抜け感を保ち、また間仕切りとして使用する際に圧迫感を取り除くためには抜ける形が最も適していると言えます。またこれまでのブレース材は金物で作られていたためブレースそのものには引っ張り力が加わりそれに呼応する様に周囲の部材が決められてきました。ここでは同じ種類の木材による圧縮側ブレース板の使用により木材本来の働きである圧縮応力に対応し、かつ金物を使用しない構造でその応力に対峙する形をとります。組み立て方法も両側の側板に固定する際に六角レンチを用いるだけでそれ以外は全て嵌合による簡単な組み立てになっています。最もシンプルで単純な構造による大容量の本棚です。

素材はシナ合板15mmによる目が均一で強度のある材料を使っています。現状の日本の工業規格から得られる最大限の寸法をしてシンプルな本棚(書棚)を目指しました。

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身長160cmの人と高さ1800の本棚との関係です。この場合、使い勝手は最適でまたオフィス等の間仕切りとしてもお仕えいただけますのでちょうどいいサイズになります。

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表面における縦板と横板の嵌合(かんごう)の様子。表面のみ木口面にのみシナ材の天然木突板を貼っています。裏面はシナ合板の木口がそのまま現れています。

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正面斜めから見た様子。

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ブレース板のあるコマ及び側板のディテール。

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壁一面を本棚の作り方。

梱包を解くと以下の部品に別れます。

この組み立て工程はSLF-2400/2400(本棚2400×2400)を組み立てる時の様子です。縦板、横板、ボルトのそれぞれの本数は下記の様になります。

・縦板	2400/2400	6本
	2400/1800	6本
	1800/2400	4本
	1800/1800	4本
・横板	2400/2400	6本
	2400/1800	4本
	1800/2400	6本
	1800/1800	4本
・側板	共通	2枚
・ブレース板	共通	4枚
・ボルト	2400/2400	24本
	2400/1800	16本
	1800/2400	24本
	1800/1800	16本
・六角レンチ	共通	1本

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左の写真の様に短手の木口にナットが埋め込んであるものが横板です。

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この様に同じく短手の木口がそのままのものが縦板です。

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まず、側板を床面に写真の様に垂直に保ち、もう一人の方が横板を側板の溝に差し込んだ状態で押さえます。

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ボルトと六角レンチを用意してください。

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側板の外側から貫通孔にボルトを差し込み、ボルトの先端が横板の木口に加工されたナットに入り込んだのを確認して軽く指で回してください。その後に六角レンチを使って締めてください。

これでまず1枚の横板が側板に取り付きます。

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同じ作業を他の横板に関しても順番に行ってください。

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横板を取り付ける際には嵌合部分のくぼみが同じ方向を向いているのを確認しながら進めてください。

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片側の側板に横板が全て取り付いたら反対側の側板を用意してその溝に横板が嵌る様に位置を会わせてください。

反対側の側板を設置する際にはもとの側板と端部の長さが揃う様に置いてください。

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こちら側も同じ手順で六角レンチを使ってボルトで固定していきます。

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これで両脇が固定された横板が垂直に整列する形になります。その上から今度は縦板を差し込んでいきます。

この時も縦板の端部の長さが側板のそれと揃うように目視確認の上進めてください。

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縦板がすべて入れ終わると基本形の完成です。そのまま写真の様に設置したい場所まで移動して立ち上げてください。ただしこの段階ではブレースが入っていないのでフレームそのものは不安定で左右に揺れまのでお気を付けて行ってください。

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ブレースを挿入します。左の写真の様にフレームを引っ張りブレースが入る四角い形が平行四辺形に変形するような状態を作り、そこにブレース板を挿入します。3枚まではここまでしなくても挿入出来ます。4枚目を入れる際に少々力がいります。

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この様にして最後のブレースを入れ終わると完成です。十分入っていない場合は当て木をして軽く叩いてください。

ブレース板を入れるコマ、向きは全体写真を参考にしてください。

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